『ディパーテッド』 [映画]
レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン主演の『ディパーテッド』、観てきました！
オリジナルの『インファナル・アフェア』が大好きで、
そのリメイクということで、楽しみにしてたんですよね～。
簡単なストーリーとしては、警察もマフィアもお互いにお互いのところへ
情報を掴むため潜伏させていた、というものです。
欺いて逃げて欺いて逃げて…、という生活。
主人公二人は二重生活に苦しみます。
『ディパーテッド』は、リメイクというよりは、
『インファナル・アフェア』の構想を軸にしたオリジナルだそうですね。
確かに、基本的な設定や話の展開は同じなんですけれど、
雰囲気や人物像は全く別でした。
なので、オリジナルに思い入れが強い人には、
ちょっと受け入れられないかも知れないです…。
私はオリジナルが好きなので、「うーん、うーん？」と思うところもしばしばでした。
オリジナルの方が設定の詳細は解りやすいですね。
特にヤン（『ディパーテッド』ならディカプリオのビリー）の背景が解って、
すごく面白いんです！
だからこそ、こういう流れがあるのかー！って納得もいきやすい。
しかし、『ディパーテッド』はそこまで背景が語られていないんですね。
その分、主人公二人がどちらに偏ることなく、その動きが解るのですが。
前半は多少、マット扮するコリン・サリバンに寄りぎみだったかな。
ハリウッド映画なので、やはりご当地の文化が前面に出ていますね。
オリジナルは全体的にシリアスで緊張感があったのですが、
そこはアメリカの娯楽映画って感じで、下ネタ連発です…（＾＾；）
登場人物の人柄もやはりその土地柄に合わせて当然変わっていますし。
コリン・サリバン（警察側に潜伏するマフィア）が陽気で、
これまた、「うーん」って思っちゃって。
アンディラウが演じた人柄とは対照的でしたからね。
個人的には、もしオリジナルのような人物設定ならば、
ディカプリオがアンディ・ラウの役で、マットがトニー・レオンなイメージでした。
でも、『ディパーテッド』での人物設定ならば、
ディカプリオがトニー役でマットがアンディ役でも、そうだよね、って気はします。
繰り返しになっちゃいますが、
『インファナル・アフェア』はどちらかというと、ヤンを中心にして話が進められ、
ラウは結構謎な部分も多かった（ような気がする）のですが、
『ディパーテッド』の方は、どちらに比重を置いているということもなく、
警察とマフィアとに潜入する二人の生活や焦り、憤りをうまく描いていました。
リメイクだという意識が先行して、納得いかない部分もあるのですが、
リメイクではなくて、オリジナルを基にした別の作品だと思えば、
しっかり楽しめますよ♪
ラストは解っていても、衝撃ですね！
でも、ラストのラストが個人的にはうまく着地しなかったかな～。
最後はやっぱり綺麗に拭わないと！っていう結果でしょうか。
ビリーが、精神科医のマドリンに渡した封筒も、
結果としては明らかにされずで、何だか消化不良です…。
オリジナルが好きな人はリメイクだと思わずに観に行くといいかも。
ディカプリオ作品、最近観ていなかったので、
久しぶりにシリアスなディカプリオが観れて良かったです。
あそこまで顔つきが変わるって、流石ですね！
朱殷 様、
はじめまして。ほたると申します。
私も封切りを待ちに待って、やっと観て来ました。
仰るように、マドリンに渡した封筒の中身は、
謎のままでしたね。お腹の赤ちゃんはジミーの子でしょうか？
マドリンはグラナダのマリアという意味もあるので、
そうかもしれないと、思っています。
私はボストンへ行く事がよくあるので、
州会議事堂とか懐かしかったです。
また、伺います。
トラバもさせて頂きますね。
by ほたる (2007-01-26 13:00)
＞ほたるさん
ご訪問ありがとうございます！
マドリンのお腹の赤ちゃんってジミーの可能性もあるんですね。
言葉の意味を知ると、映画って深いとこまで探れるのですね。
とても興味深いです。
ボストンへよく行かれるのですか。いいなあ～。
州会議事堂の金ぴか具合にはちょっと吃驚しました。
日本だと、金閣寺くらいかなあ・・・。
あの金ぴかは間近で見ると、なかなか凄いです。
またお待ちしてますね☆私もお伺いします。
by 朱殷 (2007-01-26 16:54)