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今月の絵本棚 [絵本・絵本で子育て]

9月ですが、まだ夏の絵本が並んでいます。
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娘に昔話はまだちょっと早いと思っていましたが、保育園で金太郎を知ったようで『きんたろう』が好きです。
『きんたろう』はまだ我が家にはなかったので急いで1冊購入しましたが、3歳にはちょっと解りにくいかなと思い、解りやすそうな内容の『きんたろう』を追加しました。

昔話といえば、今月の福音館書店『母の友』の小澤俊夫さん「今だから、昔話」の記事はとても良かったです!
ざっくりですが、昔話は口語の文化だから一語一句間違わないように読む必要はないとか、言いやすい言葉に変えて読んでもいいとか、相手が子供だからって可愛らしい絵本にする必要はないとか。
私の子供に対する昔話の身構えた緊張が一気に解きほぐれた感じがしました。

昔話については、現代風にアレンジしたフラットな易しい内容のものではなく、本来の昔話を子供に知って欲しく、昔話を与えるタイミングや内容を探っていたところで。。。
あまりにも残酷なものはちょっとタイミングを考えないといけないですが、詳細な描写がなくあっけらかんとした伝え方だからこそ残酷さが然程生まれないのも昔話の良いところなのだな、と改めて思いました。
内容を吟味して考えると、人権問題や残酷さが際立つものもありますが、そこばかりに焦点を当て気にしすぎる必要もないのかと。
また、何かと教訓めいた内容にとられがちですが、そこも深読みする必要はなく。
もっと純粋に物語を楽しむ気持ちが大事なのだと思いました。
『鶴の恩返し』の話も、「恩返し」じゃなく助けてもらったらお礼の気持ちを伝えるのは当然でしょう、ということで。
身を削って機織りしているから仰々しく感じてしまいますが、昔話はただ普遍的基本的エッセンスがちりばめられているだけなのかもと思えてきました。

昔話絵本でいうと、赤羽末吉さんの挿絵が大好きで赤羽末吉さんの絵本を少しずつ集めようとしております。
赤羽末吉さんの文章に添える絵の妥協のなさが紹介されている記事もあり、だからこそこんなにも惹かれるのかと思いました。
『ももたろう』や『スーホの白い馬』の絵の記憶は、私が大人になった今再び絵本を手に取るまでも鮮明に残っていましたし。

…昔話について長くなってしまいました(・ε・* )
また個別に他の絵本もご紹介したいと思います!

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