相良敦子『親子が輝くモンテッソーリのメッセージ』 [読書]
図書館で借りてきた本です。
子どもとの向き合い方を事例を交えて紹介されておりとても解りやすい。
増補新版が2015年に出ているので、今から手にする方はそちらの方が良いかも知れません。
体験、経験に基づいた子育て論ではなく、子供の性質に沿った科学的な子育てなので腑に落ちます。
子供の主張が「我儘」「癇癪持ち」で片付けられて子供に可哀想な思いをさせてしまうこともぐっと減るのではないかなと思いました。
思えば私が小さい頃は世の中不条理だらけだと不満を持ちながら育ったものですが(O_O;)
親と子供の間の不条理感は解消されるような気はしました(笑)
子供に寄り添う事、子供の立場になる事、子供のための環境を用意してあげる事。
子供がのびのびと自分らしく成長するには周りの大人、とりわけ親の責任だと殊更感じた内容でした。
「敏感期」「秩序感」を知る事が出来たのはとても良かったです。
誰しも他人には解りえない拘りやペースが大なり小なりあると思いますが、子供のそれもちゃんと大事に尊重しないといけないなと思いましたし、今後の子供への接し方で気を付けたいところです。
増補新版を本屋などで見かけたらちょっと内容を見て購入を検討したいと思います。
傍に置いといても良い本だと思いますし。
以前は本は借りずに買う派でしたが、娘の絵本等購入に自分の本代を回すことにしました(苦笑)
図鑑なども購入していきたいですしね。
大川栄美子著『9歳までに地頭を鍛える37の秘訣』 [読書]
同じ建物に住む方が今からお子さんの登園のようで、派手にお子さんが転んだようです。
「いたぁいよぉー!ほいくえんいきたくないよぉー!!」
と泣き叫ぶお子さん。
可愛いなぁ、と窓の外から聞こえる親子の会話に和んでいるのですが、そのうち自分に降りかかってくる事なんでしょうね。。。
ところで、最近は自分の趣味嗜好よりも子供の教育や絵本関連で本を手にすることがほとんどです。
たまたまネットで記事を読んで気になったので、14歳でカナダの名門5大学に合格した大川翔くんのお母さんの本を読んでみることにしました。
翔くんのお母さんは弁護士でお父さんも博識でいらして教育環境や経済力では真似できないところも多々あります。
カナダで忙しい自分の代わりにベビーシッターを雇って子供に英語の絵本を読んでもらって、生の英語に触れさせる、というのは到底真似出来ませんし。
ただ、読んでみて、親として子に出来ることはすべてやってあげたいという姿勢は学ぶものがありました。
私自身も子供の頃は絵本や図鑑がたくさんあった環境で育ったので、自分の子供にも絵本や図鑑にたくさん触れて育ってもらいたいと思います。
本ではどんな本が良かったかオススメの絵本のリストやいつ頃どんな本を読ませたら良いかなども詳細に書かれていたので、参考になります。
経験則に基づくものですから、科学的な根拠や裏付ける理論がなく腑に落ちきらないところもありますが、「ギフテッド」を育てたお母さんの教育がどんなものだったかというのが知れるのは良いかな、と思いました。
「いたぁいよぉー!ほいくえんいきたくないよぉー!!」
と泣き叫ぶお子さん。
可愛いなぁ、と窓の外から聞こえる親子の会話に和んでいるのですが、そのうち自分に降りかかってくる事なんでしょうね。。。
ところで、最近は自分の趣味嗜好よりも子供の教育や絵本関連で本を手にすることがほとんどです。
たまたまネットで記事を読んで気になったので、14歳でカナダの名門5大学に合格した大川翔くんのお母さんの本を読んでみることにしました。
翔くんのお母さんは弁護士でお父さんも博識でいらして教育環境や経済力では真似できないところも多々あります。
カナダで忙しい自分の代わりにベビーシッターを雇って子供に英語の絵本を読んでもらって、生の英語に触れさせる、というのは到底真似出来ませんし。
ただ、読んでみて、親として子に出来ることはすべてやってあげたいという姿勢は学ぶものがありました。
私自身も子供の頃は絵本や図鑑がたくさんあった環境で育ったので、自分の子供にも絵本や図鑑にたくさん触れて育ってもらいたいと思います。
本ではどんな本が良かったかオススメの絵本のリストやいつ頃どんな本を読ませたら良いかなども詳細に書かれていたので、参考になります。
経験則に基づくものですから、科学的な根拠や裏付ける理論がなく腑に落ちきらないところもありますが、「ギフテッド」を育てたお母さんの教育がどんなものだったかというのが知れるのは良いかな、と思いました。
『あまからカルテット』 [読書]
最近食べ物や料理にも関心があるので、お料理系の小説、職業がパティシエとかシェフとか、そういう類のものが読みたいなあと思っていました。
『あまからカルテット』は食べ物をエピソードにしたオムニバス形式の小説で読みやすそうかな、と思い手に取りました。
表紙の写真にも惹かれましたし。
アラサーの仲良し4人組が恋、家庭、仕事、結婚とその世代が抱えてる悩みに直面しながらもそれを乗り越えていく、といった話です、ざっくりといえば。
大変読みやすかったですし、それぞれのエピソードの出てくる一品もなんと美味しそうで魅力的なことか。
最初のエピソードに出てくる稲荷寿司なんて、本当に食べたくなってしまいました。
味の想像をかきたてられる表現がとてもうまいなぁと思います。
小説ではなくゲームですが、ペルソナ5をやっているとやたら肉の話が出てきたので、
肉!っていう気分になってその日の夕食をすき焼きにしたこともあります。
普段の献立については私はあまり悩まないのですが、その日の気分やメディアに影響されることは多々ありますね。
クックパッドと料理研究家の冨田ただすけさんのブログやホームページは毎日参考にしてます。
ちなみに今日の献立は炊き込みご飯、鯖の味噌煮、大根もち、白菜と油揚げの煮びたし、にしました!
もう朝から決めてます。。。
『あまからカルテット』は食べ物をエピソードにしたオムニバス形式の小説で読みやすそうかな、と思い手に取りました。
表紙の写真にも惹かれましたし。
アラサーの仲良し4人組が恋、家庭、仕事、結婚とその世代が抱えてる悩みに直面しながらもそれを乗り越えていく、といった話です、ざっくりといえば。
大変読みやすかったですし、それぞれのエピソードの出てくる一品もなんと美味しそうで魅力的なことか。
最初のエピソードに出てくる稲荷寿司なんて、本当に食べたくなってしまいました。
味の想像をかきたてられる表現がとてもうまいなぁと思います。
小説ではなくゲームですが、ペルソナ5をやっているとやたら肉の話が出てきたので、
肉!っていう気分になってその日の夕食をすき焼きにしたこともあります。
普段の献立については私はあまり悩まないのですが、その日の気分やメディアに影響されることは多々ありますね。
クックパッドと料理研究家の冨田ただすけさんのブログやホームページは毎日参考にしてます。
ちなみに今日の献立は炊き込みご飯、鯖の味噌煮、大根もち、白菜と油揚げの煮びたし、にしました!
もう朝から決めてます。。。
基本が大事 [読書]
『あとは泣くだけ』 [読書]
お風呂読書のmust作家さんになりつつあります。
とにかくストレスフリーなので。
難解な言葉は使わないし時系列がごちゃごちゃしている訳でもない。
どちらかというとシンプルなのですが、そこが魅力でもあります。
タイトル柄別れにまつわるエピソードが多いですが、読後感は爽快です。
失意や悲しみで余韻がある訳ではなく、そっか…成程ね…で読み終えられる。
だからリラックスタイムのバスタイムには最近は好んで加藤千恵さんを読みますね。
重い余韻はなく爽やかな読み応えがあるので。
以前も書きましたが、単純に私の感覚にうまくハマった作家さんなのだと思います。
また幾つか文庫本が出ているようなので、どこかで本屋さんによって買うつもりです。
加藤千恵 『その桃は、桃の味しかしない』 [読書]
「オレたちバブル入行組」 [読書]
ご存じ、半沢直樹の原作です。
ドラマは全く観なかったのですが、面白い!
その職業現場じゃないと通常は知りえない世界を本や映画だと知ることが出来る。
その魅力を伝えている作品だと思いました。
銀行独特の文化、組織や昇格事情。
へー・・・と思うところがいっぱい。
計画破産や共犯者、ミステリー要素もしっかりとしていて、読み応えあります。
原作ファンの方がドラマを観ていて、ドラマは視聴率も関係するからファンタジーだとコメントされていたのが印象に残っていて、原作がリアルな臨場感を出しているだけにエンタテイメント要素がより強くなると失われるところもあるのかなーと思いました。
ドラマは今後観るかどうかわかりませんが、原作でかなり満足。
シリーズをこの勢いで読むつもりです!
ドラマは全く観なかったのですが、面白い!
その職業現場じゃないと通常は知りえない世界を本や映画だと知ることが出来る。
その魅力を伝えている作品だと思いました。
銀行独特の文化、組織や昇格事情。
へー・・・と思うところがいっぱい。
計画破産や共犯者、ミステリー要素もしっかりとしていて、読み応えあります。
原作ファンの方がドラマを観ていて、ドラマは視聴率も関係するからファンタジーだとコメントされていたのが印象に残っていて、原作がリアルな臨場感を出しているだけにエンタテイメント要素がより強くなると失われるところもあるのかなーと思いました。
ドラマは今後観るかどうかわかりませんが、原作でかなり満足。
シリーズをこの勢いで読むつもりです!
角田光代『彼女のこんだて帖』 [読書]
角田さんの作品を手にするのは、直木賞受賞作品以来かも知れない。
お風呂で読むのが苦痛でない本を探していて、ふと手にしたが、ぱらっと読んだだけで何だかとても良いような気がしました。
料理にまつわる短編集。
1エピソードごとに主人公は変わりますが、次のエピソードの主人公がその前のエピソードに登場していた人物で、物語全体に流れる時間が共有しています。
小説って視覚の映像としてイメージは出来るけど、嗅覚まではなかなかっていうのがほとんどですが、『彼女のこんだて帖』は嗅覚までも刺激する作品。
というのは、料理の描写がとても多いから。
料理だとか食材とかを表現する文章って、何であんなに魅力的なんでしょうね。
根本的に人間には食欲があるし、それを掻き立てられるからでしょうけれど。
日常のちょっとした部分を切り取った話でネガティブなエピソードもなく読んでいてストレスも感じず、そして美味しい香りまでも想像できるお料理が軸になっている。
ちょっとした幸福を味わえる本です。
リラックスタイムのお風呂読書に最適。
移動にもぴったりな本です。
いい意味でライトな本ですね
お風呂で読むのが苦痛でない本を探していて、ふと手にしたが、ぱらっと読んだだけで何だかとても良いような気がしました。
料理にまつわる短編集。
1エピソードごとに主人公は変わりますが、次のエピソードの主人公がその前のエピソードに登場していた人物で、物語全体に流れる時間が共有しています。
小説って視覚の映像としてイメージは出来るけど、嗅覚まではなかなかっていうのがほとんどですが、『彼女のこんだて帖』は嗅覚までも刺激する作品。
というのは、料理の描写がとても多いから。
料理だとか食材とかを表現する文章って、何であんなに魅力的なんでしょうね。
根本的に人間には食欲があるし、それを掻き立てられるからでしょうけれど。
日常のちょっとした部分を切り取った話でネガティブなエピソードもなく読んでいてストレスも感じず、そして美味しい香りまでも想像できるお料理が軸になっている。
ちょっとした幸福を味わえる本です。
リラックスタイムのお風呂読書に最適。
移動にもぴったりな本です。
いい意味でライトな本ですね
『カラスの親指』 [読書]
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)
- 作者: 道尾 秀介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/07/15
- メディア: 文庫
初めて読む作家さんでしたが、読みやすいですね。
主人公が中年男性だったりやくざが出てきたりっていうのは、実は苦手意識があって、手に取る事はまずなかったのですが、読んだことのない作家の作品を読みたくて…。
登場人物それぞれ味があるというか、人間臭さがあって良かったです。
細かな仕掛けが幾つかあって、それを覆うように大きな仕掛けがあって、へえ…という感じ。
手元に大きな財産は残らなくても、新しいスタートが切れさえすればそれが目的だから大成功となるんですね。
財産じゃない成功があるということに、ああ、成程な、と思いました。
あ、これ若干ネタばれですかね……。
辻村深月『冷たい校舎の時は止まる』 [読書]
文庫本の上巻をお風呂で、下巻はカフェ読書で読了。
上巻を読んだ環境と時間帯のせいなのか、個人的には上巻の雰囲気と下巻の雰囲気は対照的でした。
上巻はなんていうか、ホラー要素が強いミステリーだったので。
下巻はエピソードが和やかであったり微笑ましい要素だったりが強かったと思います。
ある種の異空間に閉じ込められるのですが、そのに閉じ込めた人「ホスト」=学園祭の日に自殺した人という式が最大のトリックだったのかなー。
あ、これ超ネタばれですね…。
最初は淡々としたそれこそタイトルにある冷たい印象でしたが、後半は救いがありどういう形であれきっとハッピーエンドだったと思うので、それは良かったな。
もとはといえば、そういうオススメコメントがされていたのが手に取ったきっかけでした。
話はそれますが、ミステリーの殺人はそれこそ演出上だとは思いますが、以前にみた映画『めぐりあう時間たち』の中で二コールが演じるヴァージニアウルフが言った台詞を鮮明に覚えていて。
確か子供が何故小説の中で人を殺すの?と質問するのですが(そこまで鮮明じゃなかった…)、彼女は
「生命の尊さを知ってもらうため」
というような旨答えたんですよね。
ああ、そっか…と、妙に腑に落ちた覚えがあります。
演出ではなく生死の重みを考えて作品に記す作家は読んでいてそんな多くはない気がします。
といっても、実際にヴァージニアウルフ作品は読んだことがないのですが…。
上巻を読んだ環境と時間帯のせいなのか、個人的には上巻の雰囲気と下巻の雰囲気は対照的でした。
上巻はなんていうか、ホラー要素が強いミステリーだったので。
下巻はエピソードが和やかであったり微笑ましい要素だったりが強かったと思います。
ある種の異空間に閉じ込められるのですが、そのに閉じ込めた人「ホスト」=学園祭の日に自殺した人という式が最大のトリックだったのかなー。
あ、これ超ネタばれですね…。
最初は淡々としたそれこそタイトルにある冷たい印象でしたが、後半は救いがありどういう形であれきっとハッピーエンドだったと思うので、それは良かったな。
もとはといえば、そういうオススメコメントがされていたのが手に取ったきっかけでした。
話はそれますが、ミステリーの殺人はそれこそ演出上だとは思いますが、以前にみた映画『めぐりあう時間たち』の中で二コールが演じるヴァージニアウルフが言った台詞を鮮明に覚えていて。
確か子供が何故小説の中で人を殺すの?と質問するのですが(そこまで鮮明じゃなかった…)、彼女は
「生命の尊さを知ってもらうため」
というような旨答えたんですよね。
ああ、そっか…と、妙に腑に落ちた覚えがあります。
演出ではなく生死の重みを考えて作品に記す作家は読んでいてそんな多くはない気がします。
といっても、実際にヴァージニアウルフ作品は読んだことがないのですが…。