『どこへいってた？』

大人になると、色鮮やかな絵本やいかにも子供が好きそうな可愛らしい絵本だけではなく、リズムの良い文章や言葉、特徴のある絵または品のある絵の絵本もとても魅力に感じます。
そういう意味では、この絵本もすぐに子供がとびつく絵本とは思えない。けれど、大人はきっと好き。
子供も大好きなお母さんが繰り返し読んでくれることで、きっと大好きになっていく絵本だと思いました。

黒を基調とした割とリアルな挿絵は、ちょっと暗いまたは怖い印象を受けますが、出てくる生きものたちは本当に可愛らしく描かれています。
デフォルメされていない絵に出会うことも大事なのかも知れません。
ピーターラビットシリーズもそのうち揃えたいです。

私は、記憶の中では親に読み聞かせをしてもらった経験はないのですが、絵本の種類だけは色々あったように思います。
でも、絵の好みで読まなかった絵本や1回しか読まなかった絵本も結構あったように思います。

大人が思う良書と子供の好きな絵本は違いますし、子供に読んで欲しいけど子供は読んでくれないなんて普通にあり得る話です。
ただ、絵本という短いお話の世界であれば、表紙で子供が選ばない場合でも親が手に取り一緒に読もうと声をかければ、新しい出会いがあるかも知れない。
子供の好み、個性を育てることも大事ですが、子供は自ら手に取らないかもしれないけれど読めば読むほど好きになっていく絵本とも出会ってほしいと思っています。
特に昔からある絵本はそれだけ読み継がれる理由があると思いますし。

『どこへいってた？』はそんな1冊。
大人が好きな絵本だけど、子供は自ら手にしない。
でも、きっと好きになってくれる絵本。
この数日、娘に読み聞かせをしようかと試みてますが、なかなか読ませてくれません(笑)
表紙からあまり興味がないようです。
ただ、母が好きな絵本のようだ、ということは感じてきているようです(笑)

昨日は起きてすぐホワイトボードにお絵かきから始まりました。
今日は何から始まるんでしょう。