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お風呂読書 [読書]

『冷たい校舎の時は止まる』上巻読了。
そして、下巻はお風呂読書としては断念。
深夜25~27時にお風呂で読む本としては思いの外怖かった…!!(小心者である。)
なんていうかファンタジーとホラー要素も合わさった感じで。
ホラーが超苦手なので、そういう要素だけでも無理です!
普通に読めますけど、「リング」とか。
でも、お風呂はリラックスタイムでもあるので無理です…。

ほのぼの系とか恋愛系が良いです。
ということで、買いました。

真夜中のパン屋さん (ポプラ文庫)

真夜中のパン屋さん (ポプラ文庫)

  • 作者: 大沼紀子
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2011/06/03
  • メディア: 文庫


まだ序盤ですが、お風呂でのんびり読み進めるのにはぴったり。
読了したらまた述べます。

黒い家 [読書]

夏になると長編のミステリーやSFを読みたくなるという上司がすすめていた本。

黒い家 (角川ホラー文庫)

黒い家 (角川ホラー文庫)

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1998/12
  • メディア: 文庫


私も4年ほど前に読了してますが、日本でも韓国でも映画になっていますね。
韓国ではよりホラー的な仕上がりの映画になっているようですが、ホラーではなくミステリーです。
しかし、リアリティが恐ろしくあって怖い。
保険の査定の話なのですが、というのも、貴志さん自身、朝日生命にしばらくお勤めだったそうで。
保険は支払い額が高額なものはモラルリスクもありますから。
そして事件が絶えない。
本来なら不測の事態に備えて自己や家族を守るべきものが、事故を自ら作出し誰かを犠牲にして己の経済的利益を得るという、目的が一転した闇の部分が露骨に描かれています。
保険金を得るためにそこまで執着できる姿が怖いです。
ところでこういう書き方をするのは憚られはするのですが、誰かを犠牲にせずに自ら命を絶って家族のために保険金を得る事も考えられるかと思います。
ただ、新契約から3年以内の自殺は免責ですけれど。
そういった形で受け取ったとして、確かに残された家族は経済的負担からは一時的にか生涯に渡ってか解放されるかも知れませんが、精神的にはどうなんでしょうね。
家族を思いどんな行動をとるか、愛の形は色々あるとは思いますが、正しい事は何もなく、そして間違っている事も何もない気がします…。
と、ちょっと脱線しましたが、リアリティのあるホラー(ミステリーの分野だとは思いますが)を求める方にはオススメですよ。
個人的には超怖いらしい韓国版の黒い家を観てみたいです。
日本版もまだですが…。

イニシエーション・ラブ [読書]

一気に読めちゃいました。

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

  • 作者: 乾 くるみ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 文庫



映画でもなく、文章を綴る小説だからこそ出来るミステリー。
ミステリーなんですね、ジャンルとしては。
背表紙や帯にも書いてあるくらいなので。

再読したくなると謳っているように、ああ、そういう意味か、と読了後にまず思いました。
読書慣れしてる方には、落とし所には納得だと思うので、特に再読しなくともここでというポイントが解ると思います。
明らかに、なところはありましたから。
最後の最後で全貌が解って、一致性を追うんですけれど、成程成程と。
それでこの台詞が来たのか、と振り返るのは面白かったです。
最初からずっと普通な恋愛小説だったので、不意を衝かれた感じですね。
小説はこういうのがあるから面白いんですよ。

吉田修一『静かな爆弾』 [読書]


静かな爆弾 (中公文庫)

静かな爆弾 (中公文庫)

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2011/03/23
  • メディア: 文庫


こんなにもタイトルが内容をよく表している本は珍しいです。
中盤から思っていましたが、このタイトルは秀逸だな、と。
やー、偉そうですみません…。

主人公は政治を扱うジャーナリスト。
ある日、主人公が公園で出会う女の子がいるのですが、彼女は耳が不自由なんです。

というと、私、『オレンジデイズ』を思い出すのですが。
当時まさに学生だったので。
あのドラマは中盤まで良かったのに、後半グダグダだったなあ…。


自分には当たり前の世界が彼女にとっては当たり前でない。
同じ空間、同じ時間を過ごすのに、何処か住んでいる世界が違う二人がいる。
こちらとしては音のない世界を想像するけれど、実際にそういうシーンに出会わない限り想像しきれない部分も多々あると思います。
そういうところも描かれていて良かったなぁ…。

お互いを思う気持ちはあるのに、うまく重ならないというか、絶対にズレの部分というのはあって。
理解しようと努力はするけれど、決して理解することは出来ない領域があるというか。
二つの円があって、その二つの円が重なる部分はあるけれども、重ならない部分の方がむしろ目立つというか。
そういうのはあまり表現が良くないですが、健常者同士でもあると思うんです。
重ならない部分っていうのは。
でも、いっそう感じるのは、明らかな違いがあるからでしょうね。
聞こえると聞こえないと。
そもそも違う世界で生きている、というのが凄く感じられた作品な気がします。
多分、作者もそう感じさせる意図があったのだと思うのですが。

子供は無邪気で残酷。
それに類似するものがあると思いました。

一定年齢超えた子供の無邪気で残酷は親の教育の問題ですね。
しっかりしつけしろ!
うん、これ蛇足。

『ねがいごとおばけ』 [読書]

何回も紹介してますが、地元に戻るとなんとなく思い出す作品。

ねがいごとおばけ (Wings comics)

ねがいごとおばけ (Wings comics)

  • 作者: 藍川 さとる
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 1996/11
  • メディア: 単行本



これね、小6のときに読んだんですよ。いや、小5かな?
それから藍川さとるは読みまくりました。
このとき藍川さとるを読まなければ、今の私は私じゃなかっただろうな…と思うくらい大好きでしたね。
もし読んでなかったら、…もっと莫迦だったと思う(笑)
今思うと、小5、6で『ねがいごとおばけ』読んで、影響受けるなんて、ませてるな!と思うのですが、いや、自分やん?みたいな…。
それまでの漫画への印象を180度変えた作品ですね。
文学的。
小学生らしく漫画雑誌はりぼん読んでたんですけれど、りぼん読めなくなったしなー…。
彼女は文学的な作品と漫画らしい作品と描き分けが巧いというか。
そう、自由の意味とかね。
自由はルールがある中でこそ、自由を感じられる、とか。

10代の頃って色んな事に揺らいで悩んで、仕様もない事でも世界の終わり規模に壮大に抱えてたりするのですが、そういう葛藤やアイデンティティの振れ具合をちゃんと出してくれてるところが好きだったのかな。
今も好きですし、たまにひっぱり出して読みますね。

『女性は「話し方」で9割変わる』 [読書]

以前から本の存在は知っていたものの、手にするつもりはなく…。
個人的には、女性はこうで男性はこう!という主張を前面にだしたものが苦手なんですよ。
意見が偏っていそうなので。らしさは大切だとは思いますけどね。
この本もそういう系統だと思っていたので、手に取らずにいたのですが、「男性に反響!」というポップがありまして、手にすることとなりました。
タイトルは女性向けな感じなのに、男性に反響って?とね。


女性は「話し方」で9割変わる (リュウ・ブックス アステ新書)

女性は「話し方」で9割変わる (リュウ・ブックス アステ新書)

  • 作者: 福田 健
  • 出版社/メーカー: 経済界
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 新書



思ったより偏りはなく、特に女性が、というよりは一般的に誰もに通ずるコミュニケーションの方法が書かれています。
人と接するというのは、特殊な業務や環境じゃない限り、至極当然の事ですから、そんな当たり前の環境にいる中で、その方法を見直すというのは、何かきっかけを作らない限りないと思うんですよね。
意図的に意識するとか。
なので、本はそういった気付きを与えるのに良いツールになり得ると思います。
そのきっかけとしてもこの本は良かったです。内容的にも。偏り過ぎず、語り過ぎず。
どちらかというと、パートナーがいる方に読んで頂きたい内容かな、と思いました。
特にご夫婦。


夫婦の話といえば、中学生だったか高校生だったかの時に読んだ本もかなり面白かったですけどね。
受けます。内容がアメリカ人らしい…。

話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く

話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く

  • 作者: アラン ピーズ
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2000/04/01
  • メディア: 単行本



男と女は解り合えない。
だから、諦めと寛容な心が大事、とね。
何よりも、思いやりが大切だとは思いますけれど。
やっぱり人は皆、理解されること、受け入れられる事を求めますから。

美月あきこ『ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣 コミュニケーション編』 [読書]

以前このブログでもご紹介した『ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣』の続編が出ました。
美月あきこ『ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣 コミュニケーション編』

ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣 コミュニケーション編

ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣 コミュニケーション編

  • 作者: 美月あきこ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2011/02/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


前作は全般的な事を述べられていたと思うのですが、今回はコミュニケーションに特化している事もあり、習慣というよりはファーストクラスに乗る人の人柄、性格が解るといった印象。
コミュニケーション術の具体的なアドバイスもあったので、より実践的な感じですね。
心に留まる人ってどんな人なのか、些細な事でも他人を喜ばせる事って何なのか、それが丁寧に提示されていると思います。
日々、コミュニケーションを他人ととっていくのは当たり前の中で、ほんの僅かな気遣いや表情、言葉が大きな差となるのでしょうね。
それがビジネスならば明らかに。

ファーストクラスに乗る人のコミュニケーション術も述べられていますが、個人的にはCAの方たちの気遣いに感動しました。
マニュアルにないサービスがお客様の琴線に触れるというエピソードの1つが、短いながらにも凄く良かったです!
ああいう事が出来てしまうのは、相手を思えばこそですね…。
今の自分には到底出来ないと思いましたもん。
隣の席に亡き妻が座っている「関白宣言」のエピソードです。

また前作を読み直してみようと思うので、またこちらの感想もいじるかも知れませんが。
人の習慣や性格って、一朝一夕のものではないですから、日々の積み重ねが大事なんですよね。
こういった類の本を読むと、いったんリセットされるというか、まっさらにしてまた頑張ろうと思えます。

そだ、今日はバレンタインだしー。
チョコ配りがてらお客様に挨拶してきます[ぴかぴか(新しい)]
特定のお客様以外、いつも2言くらいでその場を失礼することは多々なので。
…あ、チョコを配るのは自分のお客様だけだった…!

『悪人』 [読書]

読み始めると止まらなかったです。
吉田修一『悪人』

悪人(上) (朝日文庫)

悪人(上) (朝日文庫)

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/11/06
  • メディア: 文庫


全てが悪で染まっている人間というのは、極一部で、善悪は 表裏一体の関係。
些細な事が弾みとなって、それが取り返しのつかない事態に発展するというのも想定の範疇。
只、その事態が「殺人」だったという…。
真面目で大人しい人なんだけど…、そんな犯罪とは無縁に見える人間が堕ちてしまう瞬間というのが、自然に描かれていて怖い。
タイトルの「悪人」が、どういう意味で使われているのか、それを探るのもまた面白いと思いました。
優しさも悪なのかも知れないし、残酷な振る舞いもまた優しさなのかも知れない。

川上未映子 『ヘヴン』 [読書]


ヘヴン

ヘヴン

  • 作者: 川上 未映子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/09/02
  • メディア: 単行本



芥川受賞作『乳と卵』を読んで、川上さんの文章が好きかも、と思い、ヘヴンも購入。
その他作品を出されていますが、2冊目ですね。
買ったのは発売当初ですがなかなか時間がとれず、漸く読了です。

この作品はいじめを軸として描かれていますが、このいじめがする側の悪でもなくされる側の弱さでもなく、立場を何処に置くかにより、それが肯定とも否定ともとれ、読んでいる側としてある種のストレスというか、不快感を覚えます。
というのは、それは、私が「いじめ」を悪として捉えている主観に他ならないのかも知れません。
する側としてもそれをする以上、アクションを起こすまでの道筋、テンション、ボルテージはあると思います。
しかし、それは感覚、倫理性、社会性、想像力の欠如でしかないと個人的には思うんですよね…。
なので、そういった考えを持つ私が読むのは、割と苦痛でした。

特に物語の起伏なく進むのですが、ラストまでこの話に救いがないような気がして心配しました。
私、救いなく終わってしまうのが駄目なんです…。
絶望や消失が美となる物語も勿論ありますけれど、やはり一縷の光でも存在を願いたいですから。
光の機会が示されていたのは救いです。

オススメは必ずしも出来ませんが、川上未映子さんに興味があるけれど未読の方は読んでもいいかも。
でも、読むならば『乳と卵』を薦めます。

一分間の日記で夢は必ずかなう [読書]

一日1440分もあるうちの1分を自分を見詰めるために使えない奴に、何の成長があろうか…。


1分間の日記で夢は必ずかなう!~成功と幸せを引き寄せる!「感性」を刺激する習慣~

1分間の日記で夢は必ずかなう!~成功と幸せを引き寄せる!「感性」を刺激する習慣~

  • 作者: 今村暁
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2009/12/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


ごもっともです。
日記、書きます。

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