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『Paradise Kiss』 [映画]

原作が好きなんですよ。これ。
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親の期待に応えるために受験して進学校に通ってという敷かれたレールを辿ってきた紫が、デザイナーの卵のジョージたちと出会うことで、やりたいことを見つけ、夢を掴んで行くっていう、ざっくりといえばサクセスストーリーですね。

原作の忠実度を求めるなら、役者の見た目が云々という話にもなると思うのですが、実写とアニメ(漫画)ではどうしても違いますし、そこまで誰は誰が演じるかに執着しなければ、十分に楽しめると思います。
ジョージが向井理が演じてますが、そこは賛否両論だと思いますが、そこは置いといて。
私が一番「!?」と思ったのは、セイジさんですね。
単純に何で!?みたいな路線だったので。

ファッションショーで紫が歩くシーンは感動でした。
北川景子、流石モデルだな、という堂々としたウォーキングで。
BGMに「Everything's gonna be alright」が流れていたのも良かったなぁ…。
歌詞もリンクしていたと思います。

自分の足で未来を切り開いて進んで行くこと。
大事なのは自分の意志。

そんなメッセージが込められている作品。

久しぶりに聴くと良いです。
G線上のアリア、ですね。

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『dinner rush』 [映画]

久しぶりに観ようと思ったらケースの中にDVDだけない!!
探してもなさそうだったので、Amazonでさっき買いました。
出てきたら、誰かにあげよう。
何度もご紹介しているので、何度も私が熱く語っているのをご存知の方はいると思うのですが…。


ディナーラッシュ スペシャル・エディション [DVD]

ディナーラッシュ スペシャル・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD



そのまま流し続けていたい映画です。
テンポがいいんですよ。
映像も音楽も。
ストーリーも重くないし。
描ききれない部分もあるのですが、メインはお料理の美しさだと思うので。

そしてそして、なんといってもエドアルドバレリーニ!!
色っぽい!目が!

大好きなんですけれど、私の好きな役者って、一度主役級や美味しい役を演じておきながら、その後陰を薄めてしまうのは何故ですか…!?
クレアフォーラニとかロドリゴサントロとか。

ブラックスワン [映画]

観に行ってからちょっと日が経ってますが、観て来ました。
久しぶりにストレスのたまる映画を観ました。
というと、とってもネガティブなイメージですが、良かったです。
こんなにも見応えのある映画は久しぶりです。
なんといってもナタリーポートマンの演技が良かった。

ナタリーポートマン扮する主人公のニナがホワイトスワンとブラックスワンと、二つの役を演じる事になるのですが、役へのプレッシャーやライバルへの意識等から徐々に精神崩壊ゆく様を描いています。

ニナが病んでいる上に自傷行為を伴うので、序盤からその心の闇が見られ、映像的にも痛々しい。
張った糸がいつ切れるとも解らない緊迫感。
これ、観る側にも結構なストレスです。
感受性の強い方はご注意です。
私、鑑賞後は本気で吐きそうでした。
でも、それだけ映画に入り込んだのでしょうね。

終盤のホワイトスワンとブラックスワンの演じ分けは本当に見事でした。
まるで別人とはこの事だな、と。

映画自体は救われないのですが、それでも最後のニナのセリフは救いなのかな、と思います。
すごく印象的。
英語でなんて言ってたかな。
It's perfect.
だったかな。
満足げにいう彼女の表情に唯一、この映画の安らぎがあると思いました。
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男女逆転『大奥』 [映画]

よしながふみが好きで、原作も好きです。
持ってませんが…。

男女逆転の発想が面白いですよね。
映画にしても、映像面でもストーリー面でもなかなかのエンタテイメントになり得るとは思っていました。
リアリティは確かにないですが、楽しめましたよ[ぴかぴか(新しい)]
幅広い年齢の美男が登場しますので、その点でも面白いかも。

それにしても柴咲コウがハマリ役。
彼女はああいう役がよく似合うな~。
大倉忠義さんもなかなか良かったです。
お前なんかより私の方がよほど美しい…
と言ったあたりとか。一人称は忘れましたが。
まあ、そっち方面が好きな女子は喜びそうなネタは沢山ですよ。

気になったのが、京都に住んでるからか、または近すぎるためか、
大奥のある建物(その辺疎いのでスミマセン)が二条城!!
二条城、超近いんで、身近過ぎて、二条城加工が出るたびに現実に引き戻されていました。
この一角はどうみてもあれだな…と。
あと、ちょいちょい撮影場所が解ってしまいました。
これはあの神社では…とか。
基本的には太秦でされていたそうですけどね。

観客は圧倒的に女性が多かったです。
そこはそうですよね、きっと。
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『ハート・ロッカー』 [映画]

『恋するベーカリー』を観る予定が何故か『ハート・ロッカー』を観るべきだという思いがふと込み上げ、変更。
そもそも月曜日は映画を観る予定も全くなかった。
アカデミー賞、6部門でオスカー獲得という話題作。
それを知ったのは、今この時分。

戦争を体験しておらず、国としても戦争に携わっていない日本人の私が、周辺知識が乏しいのも拍車をかけて、どうしてもこういうジャンルの感想を言うのは、憚られる。
細かい点はともかく、ただ凄かった。

あの緊迫感、臨場感。
映画を観ている私があんなにも張りつめた状態でいたのだから、実際の戦場なんてとても正常でいられない。

爆破物処理班。
死と隣り合わせの任務。
その重要性をラストで静かに、けれども重厚感をもって示された。

知らない事の幸せもあると思う。
だけど、現実を痛みを伴ってでも知ることは、それだけで価値があると思う。
そんな作品。
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Dr.パルナサスの鏡 [映画]

レディースデイだったので、観てきました。
『Dr.パルナサスの鏡』。
ヒースの遺作ですね。

コリン・ファレル、ジュード・ロウ、ジョニー・デップが代役を務めることにより、完成されたといわれる通り、鏡の向こうの世界ではヒースが先述の3名になっています。
これ、違和感ないとどこかで紹介されてましたが、普通に考えて違和感あるだろう。
制作側の意図や事故を思うと、特に問題なく受け入れられますけれど。

映像面ではかなり良かったです。
ファンタジーな世界。
話もなかなか面白かった。
ジョニーデップ、2日しか撮影の時間が取れなかったということですが、相応に短かった!
もっと観ていたかったです…。
しかし、流石の演技。存在感あります。

制作背景を知った上で観るとより楽しめるかも。

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『カムイ外伝』 観ました。 [映画]

『カムイ外伝』観ました。
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えーと、批判を承知で敢えて云います。
否、云わざるを得ないというか…。

ひ、酷かった……!!

これ、近年稀にみる不出来ですね。
役者さんの演技がどうこうという問題じゃない。
演出、ストーリーにおいて、酷い。
制作スタッフ側の問題ですね、これ。
でも、脚本クドカンなんだよなー。
全然良さが出てなかったけど。
ジャンル的に合わなかったか、勉強不足でリアリティの追及が出来なかったかですね。

ストーリーは中途半端に終わり、結局何が云いたいのかさっぱりわからない。
忍者の宿命を言いたいなら、もっと実態が解る様な描写や説明がいるだろうし、宿命、運命といいながら、その緊迫感や重みが全くない。
「抜け忍者」「追忍」がキーワードとして多用されていたので、それならば、もっとそれに関するエピソードを深く描いた方が良かったのに。
言葉だけが単なる記号として頻出した感じ。

映像面でもがっかり。
最近の邦画でもここまで酷くないだろうっていうくらいチープなCG。
切り貼りした感じが恐ろしい違和感を演出しております。
最初の数分で映像については諦めましたから…。

折角豪華な俳優さんを使っているのに、彼らの演技が全く光らず残念です。
唯一、松ケンや伊藤英明、小雪のソードアクションは良かったです。
エンタテイメントに徹するなら、このアクションを目立たせても良かったなー。
松ケンの剣さばきは本当に素晴らしかったです。

私、自分が観る映画はどれだけ酷評されてようが批判的に観ないで楽しんで観る方なのですが、今回はすみません。
暇つぶしで観に行っても余計に暇かもーな映画でした。
あ、ソードアクションは観る価値ありです!


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『デトロイト・メタル・シティ』 [映画]

原作全くの未読で予備知識も全くないのですが、
話題性に惹かれて観に行きました。

これ、松山ケンイチが凄い!
これに尽きると思う。
両極端な役柄をよく演じきったなあ、と。

素の役である根岸は、オザケンに代表されるような曲が大好きで、ファッションもそういう系。
なよなよしてて女の子みたいな仕草をする、のんびりとした心優しき夢見る少年。
そんな根岸がやりたい音楽は甘く可愛い感じのポップ音楽なのに、何故かデビューしたのは正反対の悪魔系デスメタルで。
しかも、やりたくない音楽をやってこれが売れちゃうんだから、嗚呼、世知辛い世の中よ…
このギャップが凄い面白いし、松山ケンイチのコミカルな演技も笑える!
クラウザーさんになってもその実は根岸なので、あの格好で素の根岸になっちゃうのは笑い以外の何でもなかろう…。
話自体も勿論面白かったし☆
笑えるところが随所随所にあります!
また、DMCのライブも臨場感あって良かったなー。
根岸のポップ音楽も良かったけど。
エンドロールではカジヒデキさんご本人が歌われているんだけど、それは流石にオシャレな音楽でした☆
松雪泰子さんもかなりぶっとんだ役を演じられてて、吃驚。
もっ回観たい!笑いに!


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『クローバーフィールド HAKAISHA』 [映画]

公開に至るまで、各メディアで衝撃映像だとか秘められた謎云々と騒がれていましたけれど、公開されると途端に落ち着きましたね。
こういうのって、いかに公開までに客を惹き付けるかが勝負なのだとは思うのですが、中でもその例が極端だったような気がします。


ハンディカメラで撮ったような映像の映画、
ということは、予告編を何度となく劇場で観たことがあったので知っていたのですが、
私の考えが浅はかだったようです。
まさか始終そういう映像だとは…!
チケット購入のときにスタッフの方に忠告は受けていたもの、軽んじていました。

私、乗り物に本っ当に弱いんですね。
新幹線での酔いも心配するくらいに。
開始後10分で既に厭な予感が…。
60分後には、すっかり酔う…。
もー、そこからはまともに映像が観られなくて。
字幕だけに集中しつつ、あまりにもぶれる場合はやむを得ず目を閉じる。
なおかつ抑えるべき映像はしっかり観る!
自分の聴力と映画的なセンス、直感をフルに活用し、
とにかく最後まで出ずに観ることに必死でした。
あくびと涙が止まらないの。

ハンディカメラでの映像なので、すごく臨場感がありますし、
ほぼリアルタイムで進んでいく、というのも緊迫感があって良かったです。
そう、この2つの作用がこの映画の大きなポイントだと思います。
観客もスクリーンを通してではありますが、現場に立ち会っている、という通常の映画ではなかなか味わえないような感覚があるので。
リアリティも出すために無名の役者や子役出身の役者を出演者にした、というのも功を奏していると思います。
これで大物を起用したら、その役者ばかりに注目しちゃいますからね。

この映画の観方としては、色んな観方、見解があると思うのですね。
まず、おそらくあの事件を彷彿させるものがあります。
まさに、そういう台詞もあるので。
end and reborn というのも、根底にあるのかなーと思います。
endという言い切りは相応しくはないのですが、一端は事実を受け止めて、
というか。
最初はよくある送別会の光景だったんですよね。
海外へ仕事で赴任するということで、好きな人や親しい人との別れがあり。
そんな平凡な日常の1シーンを見ていると、
急に事が起こるわけです。
誰もが予想しない事件が。
そう、誰が予想するんでしょう、あんな事件を。

★ちょっとネタばれ★
ところで、惨事を起こした当の怪物なのですが、 「あ、そう。これが、あれね。」 という無味乾燥な思いしか抱きませんでした。 否、特に期待も予想も想像もなかったのが、受け入れられた理由でしょうか。 しかし、あのぼたぼたと下に産み落とされる小さな奴には一体何の意味があるのでしょうか? 演出上もストーリー上も特に要らないのでは…? 何だろう、ああいう派生的なものが好きなんでしょうかね。 GOZIRAもちっちゃいのが出てきたし。

★乗り物酔いしやすい方への忠告★
直前に物を食べる、食べながらの観賞は控えた方が良い。
甘い飲み物も避けた方が良い。
むしろ空腹ぐらいが良いかと。
通常はベストポジションの真ん中の席も、今回ばかりはそうではない。
なるべく後の席、最後列くらいでも良い。
前方の席なんて、もっての外である。
ブレが酷い映像はむしろ観なくても良い。
重要な場面はそれまでブレていたにも関わらず、何故かほとんどブレがない。
それがエンタテイメント、映画というものであろう。
…と、こんな感じです☆
ご参考にして頂ければ幸いです♪





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『ラスト、コーション』 [映画]

観てきました、何かと話題の衝撃作。
CM等では過激な性的描写が取り上げられているようですが、観た側の感想としては、扱うものが日本占領下の上海での抗日運動であるので、内容は割と重厚な感じで、全体としてみるとそう過激でもないんですよね。
否、というと語弊がありますね。過激は過激なのですが、うーん、流れでみると、そこまでみせる必要があるのか?と思うくらいに見せてしまっている、という話でしょうか。確かにそのシーンは突出した観はあります、それ単体で取り上げるとね。でも、きっとそれもこの映画の魅せ場なのでしょう! 何せ、実際はもっとそのシーンが長かったというではないですか。

ワン(タン・ウェイ)はもともと映画が好きで、それで大学の演劇部に誘われてお芝居に興味を持つようになったんですね。
彼女を演劇への道へと誘ったクァンが、実は熱心な抗日運動家で、その影響と彼の呼びかけもあって、彼と親しくしていたワンをはじめとする4人の仲間も抗日運動の道へ歩むことになったのです。
特務機関のリーダーであるリー(トニー・レオン)の暗殺に焦点は当てられ、ワンは演技力を買われて彼への誘惑という使命を与えられます。
当初は結局失敗に終わったものの、数年後にまたその機会が巡り―……
↓公式ホームページも参考にされて下さい↓
ラスト、コーション 色|戒


最初も云いましたけれど、問題のシーンは描写ほど観る側に過激な印象は与えません。
というのは、二人の気持ちが通っていないからです、当初は。ワンの表情なんて、明らかに義務感からなんですよ。
…または、観る側(つまり私か…)が淡白なのかも知れない。という指摘もあり得るかも…。
ワンはワンで仕事=義務から、という感じだし、リーはリーでワン(リーからすればマイ夫人)を求めつつも本心を見せず、単に形だけ昇華するという感じだし。
ただ、徐々にお互いの気持ちが通い合っていくんですね。その屈折した通い具合がお互いの立場上もあって、絶妙な距離を保っているんですけれども、それがなかなか憎いのです。
ワン自身のリーに対する気持ちが、演技なのかそれとも本心からなのか、微妙に揺れ動いていて、はっきりしなかったんですね。なので、ラストあたりの漸く本音を云ったシーンは切なかったです。

あまりサスペンスという感じはしませんでしたが、内容はしっかりしているし、良かったです。
あの終わりも「結末のあり方」としては良かったと思います。
もうちょっと色々うまく書きたいんですけれど、まとめ切れないので、今回はこの辺りで!
後日、ちょこちょこ書き加えたり修正したりしているかも知れませんし、このままかも知れません。



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